今話題のドラマや俳優が勢揃い！韓国のゴールデングローブ賞 百想芸術大賞ノミネート作品について予想と解説してみた
毎年5月に開催される韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる百想芸術大賞(ペクサン)をご存知でしょうか？
韓国エンタメ好きにとっては毎年楽しみにしている外せない芸術大賞なんです！！！
Netflix等の配信サイトで韓国エンタメが評価を受けている今だからこそ、百想芸術大賞を知ってもらいたい！！他の賞レースとの違いや面白さをぜひ布教したい！！受賞は出来なくてもノミネート作品の良さを伝えたい！！
そんな百想芸術大賞をいつものごとく好き勝手に解説をしたいと思います＼(^o^)／
百想芸術大賞とは〜韓国のゴールデングローブ賞と呼ばれる理由〜
百想芸術大賞は1965年から開催されている映画、演劇、ドラマを網羅する総合芸術大賞で、過去１年間に公開された作品から映画部門、ドラマ部門、演劇部門とそれぞれ各賞の受賞作・人物が決まる仕組みとなっています。
2021年開催の第57回は2020年5月1日から2021年4月11日までが対象。
テレビ部門は地上波(KBS・SBS・MBC)、総合保編成局やケーブル、ウェブ、OTTなど(JTBC・tvN・Netflix・kakaoTVなど）で審査基準日までに3分の1以上放送されたものが対象。映画部門も同期間に韓国内で公開された長編映画が対象。
百想芸術大賞は作品の完成度、その作品に対する演技がどれだけ素晴らしかったかの評価等で選出され、作品や俳優の人気で選ぶのではなくちゃんと選考しているのもこの賞の見所なんです。ですので毎年ノミネートラインナップを見るのがとても楽しみ！
また、百想芸術大賞の面白いところは、映画部門、TV部門の”大賞”が設定されており、これは作品、人物等のジャンル指定がなく、その年のノミネート全てから大賞を決めるという他の賞レースにはない独自の仕組みで最後までワクワクするのです！
2021年百想芸術大賞の各賞ノミネート予想と昨年の結果〜栄光は誰の手に〜
テレビ部門には、大賞、ドラマ作品賞、教養作品賞、バラエティ作品賞、監督賞、脚本賞、芸術賞、主演男優・女優賞、助演男優・女優賞、新人男優・女優賞、芸能賞、人気賞、アイコン賞が設定されています。
この記事ではテレビ部門の昨年の受賞者を振り返りながら、各賞の解説とノミネートからの今年の受賞者を予想したいと思います。
ドラマ作品賞
第56回受賞作：ストーブリーグ
予想：怪物・悪の華
昨年度はストーブリーグが受賞したドラマ作品賞。
今年は５作品がノミネート！昨年に引き続き大激戦の部門の一つです。
昨年は地上波ドラマのノミネートが多かったんですが、今年は地上波なし！tvN作品が3作ノミネートされているのが特徴的なとこかと思います。全ての作品が日本でも配信されているので見た事ある方も多い作品かと思います。
人間レッスン以外は監督賞、脚本賞にもノミネートされている位どの作品も完成度が高く軒並み高評価だったものなので予想が難しい！！そんな中、サスペンス作品で伏線回収等も完璧だったこの２作品を選びました。内容を解説するとネタバレするので詳しくは書きませんが、引き込まれて止まらなくなる作品です。
サイコだけど大丈夫も悩みましたが、選ばなかった理由は後述しています。
監督賞
第56回受賞者：モ・ワンジ（夫婦の世界）
予想：キム・ヒウォン(ヴィンチェンツォ）
こちらも作品賞とノミネートがほぼ同じですが、その中で唯一作品賞にノミネートされなかったヴィンチェンツォのキム・ヒウォン監督が受賞されると予想！絶賛放送中で日本でも同時配信されているのでご覧になっている方も多いのでは。ヴィンチェンツォはイタリアシーンがフルCGであったり、その他の演出が軒並み高評価を受けています。作品賞にノミネートは惜しくも叶いませんでしたが、本当によく出来ている作品なので監督賞受賞して欲しい！（願望）
脚本賞
第56回受賞者：イム・サンチュン(椿の花咲く頃）
予想：チョ・ヨン(サイコだけど大丈夫)、キム・ウンジョン(知っている事はあまりないけど家族です)
昨年度はイム・サンチュンさん(椿の花咲く頃）が受賞された脚本賞は、歴代の受賞作を見てもとにかくしっかり作り込まれている＆キャストの心情やキャラをとにかく魅力的に書いており視聴者に訴えかけるメッセージ性がはっきりしている作品が選ばれつつあるなと個人的に思っていたので、そこからこの2作品のを選びました。
芸術賞
第56回受賞者：ジャン・ヤンオク（大脱出3/美術）
予想：ジョ・サンギョ(サイコだけど大丈夫/衣装)、イ・ビョンジュ(SweetHome/VFX）
この賞は撮影・音響・美術・衣装・特殊効果などの技術スタッフが詳細分類されずノミネートされるのが特徴的な賞です。56回はジャン・ヤンオクさんが美術で受賞されましたが、その前年度は”アルハンブラ宮殿の思い出”のVFXスタッフが受賞されていました。(アルハンブラのVFXは本当に凄かった）今回はソ・イェジさんの衣装が毎回凄かったジョ・サンギョンさんかSweetHomeのVFX監督のイ・ビョンジュさんを選びました！
バラエティ作品賞
第56回受賞者：明日はミスタートロット
予想：伝説の舞台アーカイブK
バラエティ作品賞はKポ好きとしてはこの作品一択かと！BTSが最終回に出演して話題にもなった番組。この番組は韓国の大衆音楽の歴史を伝説の歌手たちと共に振り返るドキュメンタリーで、制作期間2年をかけられた番組。とてもよく作られていたので受賞して欲しい！
教養作品賞
第56回受賞者：ジャイアント風水TV（ペンス）
予想：
昨年ペンスが授賞式に参加して話題になっていた賞。この賞にノミネートされている作品全て未チェックでして予想が出来ず涙涙。詳しい方いらっしゃったらぜひご教授願います〜〜〜
芸能賞
第56回受賞者：ユ・ジェソク/パク・ナレ
予想：ユ・ジェソク、ムン・セユン、イ・スンギ/キム・スク、チャン・ドヨン
この賞はバラエティ番組に出ている方がノミネートされる賞。バラエティ部門の主演男優・女優賞なので毎回大激戦！今年も錚々たる方々がノミネートされています。
男性部門ではこれは誰がとってもおかしくないという方々な上に、前回はどの番組でノミネートされたかが載っていたのですが、今年はその記載がないので予想が難しいのですが、MBC芸能大賞も受賞したユ・ジェソクさんが2年連続の受賞となるか、長寿番組1泊2日4でKBS芸能大賞でショーバラエティ最優秀賞を受賞したムン・セユンさん、チプサプイルチェが好評のイ・スンギさんを予想しました！
女性部門はKBS芸能大賞で大賞を受賞したキム・スクさんか大韓民国大衆文化芸術大賞を受賞されたチャン・ドヨンさんを予想！
男女共に層が厚く結果が楽しみです！
人気賞
予想：
この賞は視聴者からの投票で送られる賞で、その名の通りその年の人気だった方々が受賞されます。56回は愛の不時着カップルが受賞されましたが、男女それぞれに投票するのでカップルで受賞されるのはそこまで多くなく歴代の受賞者にはド・ギョンス(百日の郎君様)、IU(マイディアミスター)、チョンへイン(よく奢ってくれる素敵なお姉さん）がいらっしゃいます。今年はまだ投票準備中でしたので、わかり次第予想と共に追記します！
アイコン賞
第56回受賞者：ソ・ジヘ（愛の不時着）
予想：
ファッションやビューティーアイコンに送られる賞。歴代受賞者はナナさんなどが受賞されています。これまた予想が難しい＆賛否両論ありそうな賞なので、割愛します(小声）
新人賞
第56回受賞者：アン・ヒョソプ(ロマンドクターキムサブ）、キム・ダミ（梨泰院クラス）
予想：ソン・ガン（SWEET HOME）、キム・ヒョンス（ペントハウス）
新人賞はデビュー年度に関係なく、一定の出演量がある作品が3作品以下の俳優に送られる賞。
昨年は梨泰院クラスでの好演が評価されたキムダミちゃんが受賞されました。今年はSWEETHOMEで主演をつとめNetflixで連日1位を記録したソン・ガン君と、高視聴率を連発しているペントハウスで主人公の娘役を演じるキム・ヒョンスちゃんを予想しました！ソン・ガン君は現在放送中のナビレラでもとても素敵な演技を見せてくれています。
助演男優賞
第56回受賞者：オ・ジョンセ(椿の花咲く頃）
予想：オ・ジョンセ(サイコだけど大丈夫)、キム・ソノ（スタートアップ）
オ・ジョンセさんが昨年に引き続きノミネート！サイコだけど大丈夫でASDの兄という難しい役を見事に演じられました。あの演技は2年連続受賞もあると思っています。もう一人は悩んだのですが、願望も込めてキム・ソノさんを予想しました。スタートアップで最高の2番手男子を演じられ、主演のナム・ジュヒョクさん演じるドサンよりもキム・ソノさん演じるジピョンと幸せになって〜〜〜と思った方も多かったと思うくらいめちゃくちゃ良い男でした！KBS芸能大賞に引き続き演技でもぜひ受賞して欲しいです！
助演女優
第56回受賞者：キム・ソニョン（愛の不時着）
予想：ヨム・ヘラン（驚異的な噂）
今年も大激戦の助演女優賞。映画部門もドラマ部門もここのノミネートの顔ぶれが本当に凄い。毎年思うのですが、韓国の俳優さんたちの層の厚さを思いしるのが助演賞のラインナップだと個人的に思っています。そんな激戦区ではヨム・ヘランさんを予想！昨年に引き続きのノミネートで驚異的な噂(悪霊狩猟団カウンターズ)での演技派見事でした。ヨム・ヘランさんは毎回ハマり役！！と見てて思うほど演技が自然で引き込まれる方なんです。その他にも有力候補として、サイコだけど大丈夫のチャン・ヨンナムさんなどいらっしゃいますが、ヨム・ヘランさんが受賞しますように！
主演女優賞
第56回受賞者：キム・ヒエ（夫婦の世界）
キム・ソヨンさんはペントハウスでの演技がとにかく凄い！！あの役はあの人じゃなければ演じることは出来ないと思います。やりすぎるとコメディー色が強くなってしまうところを上手くコントロールして演じているのがさすがだなと思うところから主演女優賞を受賞されると予想してみました！
主演男優賞
第56回受賞者：カン・ハヌル（椿の花咲く頃）
予想：ソン・ジュンギ(ヴィンチェンツォ）
今年も大激戦の主演男優賞！昨年は錚々たるメンバーの中からカン・ハヌルさんが受賞されたこの賞。今年はヴィンチェンツォでマフィア弁護士を熱演されているソン・ジュンギさんを予想しました。ヴィンチェンツォ役は彼じゃなきゃ出来ないといっても過言ではないくらいのハマり役。怪物での演技がとても素晴らしかったシン・ハンギュンさん、サイコだけど大丈夫での繊細な演技が光ったキム・スヒョンさん等誰が取ってもおかしくないメンバーですが、ヴィンチェンツォにどハマり中の私はソン・ジュンギさんを選びました！
大賞
第56回受賞者：椿の花咲く頃
予想：サイコだけど大丈夫、ユ・ジェソク
この大賞は百想芸術大賞の面白いところで、全ノミネート作品・人物の中から大賞が選ばれます。人物が選ばれたり、作品が選ばれたりその年によって違います。56回はドラマ部門は椿の花咲く頃(作品)でしたが、映画部門はポン・ジュノ監督(人物)でした。そんな何が選ばれるかわからない大賞はサイコだけど大丈夫とユ・ジェソクさんを予想しました。そう。冒頭の作品賞でサイコだけど大丈夫を選ばなかった理由はここにあったのです。昨年の大賞を受賞した椿の花咲く頃と同様全体的な完成度が高いと評されている作品なので大賞に選ばれる可能性も高いと思います。
もう一つの候補はユ・ジェソクさん。コロナ禍で世の中が暗かった昨年、バラエティ番組が明るくしていてくれたのは韓国も一緒で、ユ・ジェソクさんは様々な番組に出演されていました。(さすが国民的MC)ユ・ジェソクさんは実は2013年の第49回でも大賞を受賞されているのですが、今回また受賞される可能性も大いにあると思っています。
まとめ
韓国のゴールデングローブ賞 百想芸術大賞の魅力は伝わったでしょうか？
今年は5月13日21時から昨年度同様無観客で開催されます。
出演者の素敵な衣装や、受賞発表時に受賞理由を読み上げるところ、毎回素晴らしいスピーチが聞ける受賞者スピーチなど見所がたくさんある百想芸術大賞ぜひ今年はチェックしてみて下さい〜♪
このブログがそのきっかけになればとても嬉しいです。
※お写真は全て公式サイトからお借りしています。
https://www.baeksangawards.co.kr/candidate
